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フェーズ1: ビジネス戦略の立案





情報サービス企業が中長期的な人材スキル開発戦略を持つためには、まず明確なビジネス戦略が必要です。 ITSSはそのビジネス戦略を遂行するための手段であり、ツールでしかありません。
長い間日本の情報サービス産業は「最初に仕事ありき」でした。そのため明確なビジネス戦略を持っていない企業が多いのが現実です。このビジネス戦略がないまま、ITSSを導入しようとしても意味のないことです。
弊社ではITSSコンサルティングのみならず、その前提であるビジネス戦略についてもコンサルティングを行います。

 

戦略が明確なら、ITSSはビジネスの成功に大きく貢献します。

戦略があいまいなら、ITSSを導入してもビジネスの成功にはあまり貢献しません。

 

ビジネス戦略の立案

ビジネス戦略には大きく2種類あります。ひとつは個別ビジネスをどのように決定するのか(個別ビジネス戦略)、そして複数のビジネスのポートフォリオをどのように組み立てるのか(ビジネスポートフォリオ戦略)です。ITSS導入の成功の鍵となるのは「個別ビジネス戦略」です。これが明確なら必要とされる人材戦略が作成できます。IT企業の場合、人材戦略がビジネス戦略の根幹を成します。

 

ビジネス戦略に関するいくつかの質問です。まず、お試しください。

1.   あなたのビジネスのお客さまは誰でしょうか(狙いのマーケットは)? 

   そのお客さまのニーズは何でしょうか?

2.   そのお客さまは、誰からあなたのソリューション(またはサービス)を購入したいと思っているでしょうか(チャンネル)?

3.   あなたのビジネスの競合は誰でしょうか? 

    競合の強み、弱みは把握できているでしょうか?

    狙いのお客さまに対する、あなたのソリューション(またはサービス)の競争優位性は明確

でしょうか?

4.   3年以内に目標マーケットセグメントでNo.12の地位になれるでしょうか?

   なるためには何をしたらよいでしょうか?

   もしなれないなら、なれるまでセグメント(お客さま)を考えなおしましょう。

5.   あなたのお客さまが求める理想の解決策(ソリューションやサービス)は何でしょうか?

(お客さまが求めるものであって、あなたが提供できるものだけとは限りません。

 それをしっかり把握できているでしょうか?)

では、それを自社だけで提供できるでしょうか?

    できないとしたら、誰とパートナーを組むのが最適でしょうか?

    3.に戻って競争優位性を確認しましょう。

    4.のセグメントでの地位を再確認しましょう。

 

上の1から5を真剣に考えると、ビジネス戦略の骨格が見えてきます。

詳しくは、「ITビジネス戦略事始め」をご覧ください。


IT/ハイテクの例として、iPodのビジネス戦略をご覧ください。


ITSSそのものの戦略を考察した「ITSSととキャズム」NEW もご覧ください。

もし、ビジネス戦略やビジネスプランに自信がない場合は、ビジネス戦略立案のお手伝いもいたします(ITビジネス戦略の作り方)。

ぜひご連絡ください。

 

また、関連企業(親会社など)からの受託開発が主なので、主体的なビジネス戦略は持っていない、受託先の要求を満たすだけが仕事だと思っておられる企業の方もご相談ください。

受身の仕事だけで将来どうなるのでしょうか。コスト競争になるのは目に見えています。しかも相手はアジアの強豪(中国人材、インド人材)ではないでしょうか。勝ち目はあるのでしょうか。そういうIT企業こそ生き残りのための戦略が必要となります。

 

ビジネス戦略が明確ならば、それを計画に落とし込みます。

すなわちビジネスプラン(事業計画)の作成になります。

そのビジネスプラン(事業計画)には人材戦略を記述しなくてはいけません。




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