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2012年3月21日
【パート2 戦略的IT投資】
3.戦略的IT投資への貢献
前回までのパート1において、基幹業務のITコストが大幅に削減できることを解説しました。しかし、企業として本当に必要なことはITを戦略的に使うことです。
最近、戦略的にITを活用することの重要性がうたわれていますが、基幹業務のメンテナンスにIT投資のほとんどが使われてしまい、戦略的投資にまでIT予算が回ってこない状態が続いているようです。
米国企業と日本企業におけるIT投資の差を物語る下記図をご覧ください。

米国企業 日本企業
・この2~3年でITに基づく生産性は向上したか: 75.5% 52%
・IT投資と経営目標の整合性が取れているか: 83% 38%
・IT投資と経営目標の整合性を取るのは難しいか: 35% 54%
・経営層とCIOが緊密に連携しているか: 79.5% 43%
・業務部門がIT予算の計上に積極的に
関与しているか 61% 18%
・IT投資が企業価値の創出や生産性の向上を
もたらすよう、十分な時間をかけているか: 83% 22%
特に、「IT投資と経営目標との整合性」のギャップの大きさに注目ください。
基幹業務のメンテナンスにIT投資の多くを費やしていると、このような状況になってもやむを得ないと思います。
4.ビジネスモデルの変革
前述したように、ビジネスルールをプロセスから独立させるとプロセスが簡略されます。日常の変更はルールエンジンなど(日経コンピュータではビジネスルール管理システムと称しています)でダイナミックに対応することにより、顧客ニーズの変化に対応することができます。
以下はJUAS(日本システムユーザー協会)の昨年の調査結果です。経営層からのIT部門への期待とそれへの充足度です。

システムの安定稼働、システム構築に関しては高い満足を得ていますが、
肝心の「ビジネスプロセスの変革」と「ビジネスモデルの変革」は満足とは言い難い状況です。今週のトピックスで述べましたが、基幹システムのメンテナンスにコストがかかりすぎている結果かもしれません。
BRMS(ビジネスルール管理システム)などの活用により、ビジネスプルセスを変革し、新しいビジネスモデルを構築するのはいかがでしょうか。

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