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2012年3月21日
2.3 どれだけの参照モデルがあるのか
参照モデルのメリットは大きいことがお分かりになったと思います。課題は、利用できるプロセスとして、どれだけプロセス参照モデルがあるのかということです。
サプライチェーン周りは、多くのモデルが存在します。
調達、販売、営業、製造、設計などです。
それ以外にも、プロセス参照モデルとして以下のものが公表されています。
APQC(American Productivity and Quality Center)はマルコムボールドリッヂ賞(日本の「日本経営品質賞」が手本としたオリジナル)で有名ですが、米国企業の標準業務プロセスの参照モデルを公表しています。
簡単にご紹介します。
5つのオペレーティングプロセス
1ビジョン/戦略を策定する
2製品/サービスをデザイン/開発する
3製品/サービスを販売する
4製品/サービスを届ける
5顧客サービスをマネージする
そして、7つのマネジメント/サポート・サービスがあります。
6ヒューマンキャピタルを開発・マネージする
7ITをマネージする
8財務リソースをマネージする
9固定資産をマネージする
10EHSをマネージする
11外部との関係をマネージする
12ナレッジ/改革/変革をマネージする
合計12個のプロセスカテゴリーがあります。
例えば、「3製品/サービスを販売する」カテゴリーでは、その下のプロセスグループ(レベル3)、プロセス(レベル3)、アクティビティ(レベル4)として以下のがあります。
3.0 製品/サービスを販売する
3.1 マーケティング、流通、チャネル戦略を策定する
3.1.1 消費者ニーズを理解し、顧客の購買行動を予測する
3.1.1.1 顧客プロファイルを作成しマネジする
3.1.2 市場セグメントとターゲット顧客を確認する
3.1.2.1 市場シェアの増減を把握する
3.1.3 オファリングとポジショニングを定義する
3.1.4 チャネル戦略を策定しマネジする
3.2 顧客戦略を策定しマネジする
3.2.1 顧客管理戦略を策定する
などが用意されています。
このように業務プロセスの参照モデルは公表されているものが少なくありません。
組織に固有なプロセスやルールはこれらに付け加えて考えていけば、短時間で作成することが可能です。今週のトピックスでお知らせした、BRMS(ビジネスルール管理システム)を利用してルールを作成するのも効果があります。意外に使えるものです。
尚、APQCのプロセス分類フレームワーク(日本語版)は以下から入手できます。
使用制限がありますので、ご注意ください。
PCF
長らく、サプライチェーンや流通、製造のプロセス参照モデルが中心だったのですが、最近では、金融(保険)業界でもプロセス参照モデルが使われるようになってきたようです。プロセス参照モデルを活用しましょう。

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