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ビジネスアナリシス方法論 フェーズⅡ(その1)

2011年2月21


フェーズⅡ



                     M&ERPi渡辺氏作成資料


4つのワークパッケージがありますが、「レベル2プロセス分析・レベル2プロセス設計」を解説します。

このワークパッケージの主なインプットはフェーズⅠのアウトプットである、対象プロセス(例:マーケティング、販売活動、など)の「業務改革要求」です。

さらにワークパッケージには詳細なアクティビティと使用するテクニックが準備されています。

 

ワークパッケージ:「レベル2プロセス分析・設計」

アクティビティ       テクニック(例)

  -現状レベル2プロセス図  :

  -業務要求/業務課題の転記  :

  -分析手法で業務課題の抽出  : インタビューシート、チェックリストなど

  -根本原因の特定       : 現状分析ツリーなど

  -根本原因のレビュー     : 同上

  -解決策の検討        : 未来実現ツリーなど

  -レベル2設計のレビュー   : 同上

 

 

上記3番目の「分析手法で業務課題の抽出」アクティビティの具体例です。

レベル2の参照モデルにあてはめ要求を分解していきます。

ここで用いるプロセス参照モデル(例)は以下のような単純なものです。

 

 レベル1         レベル2

 マーケティング・販売    マーケティング

               販売活動

               見積り・受注

               その他

 

 製品開発          製品開発

               技術情報などの管理

               その他

 

例えば、前作業で定義した改革するべき点が2つあったとします。

 -ベテラン社員のノウハウの形式知化

 -設計プロセスでのイージーオーダー設計

これらを下のように、レベル2プロセスの参照モデルに当てはめていきます。

 

(1)  ベテラン社員ノウハウの形式知化(レベル1:マーケティング・販売)
→ 潜在顧客のリサーチ(レベル2:マーケティング)
→ 見込顧客への接触(レベル2:販売活動)

(2)  設計プロセスでのイージーオーダー設計(レベル1:製品開発)
→ バリエーションごとに設計や部品表作成する
  業務プロセスの確立(レベル2:製品開発)
→ 図面と標準部品表の管理(レベル2:技術情報などの管理)

 

エクセルの表で表すと、以下のようになります。



日経コンピュータ誌(12/22)より


まさに、「穴埋め形式」で業務分析をしていることがお分かりになるでしょう。

 

レベル2プロセスにおける「根本原因の特定」と「解決策の検討」も穴埋めで行います。


                          日経コンピュータ誌(12/22)より

 

しかし、「穴埋め形式」なので半自動的にできると思うのは誤解です。特に重要なのは根本原因です。徹底的な議論(なぜなぜ分析など)をして原因を究明します。それができるまで右端の解決策を考えてはいけません。

 

 


これはBABOK(R)の知識エリア「ビジネスアナリシスの計画とモニタリング」の「2.3ビジネスアナリシスのアクティビティを計画する」タスクで解説されている部分の具体例と思ってください。BABOK(R)のこのタスクでは、ビジネスアナリシスを実践するためには具体的な方法論を必要とし、さらにその中でアクティビティをWBSとして規定する旨が記述されています。

 
残念ながら、BABOK(R)は具体的なアクティビティのリストは何も示していません。それは例えばソフトウェア開発でウォーターフォールの場合とアジャイルでは大きく異なるからです。また、プロセス改革ではBPRの場合とBPMの場合でも異なります。そしてBABOK(R)の扱う対象(ソリューション)はそれら全てを含みますから、全てに共通するタスクとテクニックを示しているにすぎません。ですから何らかの形で実践に役に立つアクティビテイのリストをプロセスとして持つ必要があります。そのため「2.1ビジネスアナリシスのアプローチを計画する」タスクではウォーターフォールで行うのか、アジャイルで行うのかを決め、それによって作業のタイミングや詳細度・公式度を決めます。また、「2.3ビジネスアナリシスのアクティビティを計画する」タスクでビジネスアナリシス活動の具体的なWBSを作成するように指示しているのです。

 
実は、日本市場において最も要求の強いもののひとつが、ビジネスアナリシスの具体的な方法を示したものが欲しいというものです。残念ながらBABOK(R)日本語版が出版されてから1年以上たちますがこの具体的な方法をまとめたものは、筆者の知る限り何一つ示されていませんでした(部分的なものはあったかもしれません。弊社のエンタープライズアナリシス研修もその一つですが)。

 

この強い要望にこたえるために、ビジネスアナリシス方法論GUTSY-4

IIBA(R)の正式コースとして認定してもらったのです。

 

この方法論はBABOK(R)の「2.3ビジネスアナリシスのアクティビティを計画する」タスクの内容を全て満足しています。ワークパッケージの数は約70、詳細なアクティビティ500個からなるWBSで構成されています。さらに各々のワークパッケージには使用される多くのテクニック、テンプレート、インタビューシート(インタビューで質問する項目をまとめたもの)まで含んでいます。

ビジネスアナリシスを実践するための方法論の具体的例として最適なものといえます。

 

GUTSY-4は実績のあるビジネスアナリシスの方法論です。発売中の日経ビジネスで紹介されているように、世界中で使用されているサプライチェーンの標準プロセスの参照モデル(SCORSupply Chain Operation Reference-Model)を拡張しています。SCORはレベル3までのプロセス標準ですが、GUTSY-4はレベル4、レベル5ITシステムへの要求を落とし込んでいきます。

 


より具体的な内容は、下記公開コースに参加いただければ詳細な学習をしていただけます。

公開コースの情報はこちらです。


【ビジネスアナリシス方法論 入門】IIBA(R)認定コース


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